教員と民間企業の10の違いと共通点~東証一部上場企業と教員現場双方で勤めた経験から~

東証一部上場企業で正社員(管理部門)、公立中学校で正規の教員として勤めた経験から、この2種の職場の実態とその違いを述べていきます。これから就職する人、転職を考えている人、そうでなくても興味があるたくさんの人に見ていただけたら幸いです。

違いその3 給食が食べられる(1回300円程度)ただし給食指導つき

違い3つ目。給食が食べられます。

 

良い言い方をすれば食べられる。

悪い言い方をすれば給食を食べなければいけない。

 

持病で医者から止められている、という先生がいらして、

その先生はさすがに食べていませんでしたが。

 

給食費は1食300円程度。

民間企業にいた頃は、お弁当を買ったり外食をすることが多かったですが、

お弁当でだいたい450円~800円程度。

外食では800円~1500円程度でしたので、かなりお得ではあります。

 

でもよく考えたら民間の時の昼食は休憩時間なんですよね。

教員では昼食=給食指導ですので、休憩なんてとれるはずもなく、

授業と同じかそれ以上に気力も体力も使います。

自分の分をゆっくり食べてる時間はないので先生はみんな早食いです(笑)

私は5分くらいで食べてたかな。

 

そして驚くべきことに、教員の勤務規定ではこの給食&昼休み時間が休憩時間とみなされています。どこも同じかはわかりませんが、少なくとも私が勤務した学校はどこもそうでした。

 

教員の勤務時間って、

始業~7.45時間労働、うち休憩45分ってなってるんですよね。

 

その45分が給食&昼休み時間に充てられているわけです。

 

給食の配膳から後片付けまでも当然休めないし、その後の昼休みも午後の授業準備や帰りの会での配布物のチェック、合間に生徒対応等々で全く休むヒマはないので、

 

休憩はとれていないんですけどね。

行政はこういうところでうまいこと約1時間×全教員分の人件費を削っているというわけです。

教育予算が足りてないからね、仕方ないね。(仕方なくはない)

 

あと、正規雇用のフルタイム人員は1日8時間弱の労働中に1時間程度の休憩をはさまなきゃいけないと法律で決まっているんですよね。

つまり休憩できてないことがそもそもアウトなんですけどね。

 

せめて給食指導中もお給料が欲しいところだけど、そういう理由でそれもダメー!

それならせめてのせめて、給食指導中に発生するはずだった時給分で教員の給食費無料にしてくれない・・・?

 

ホント予算増やして‥